SEは、様々な工程(要件定義や設計、構築など)を経験することができます。そこで得た知識や経験はとても貴重で、今よりも良い条件の会社に転職することも可能になってきます。
求人情報・転職サイトdodaによる「転職求人倍率レポート(2022年9月)」によると、「エンジニア(IT・通信)」の転職求人倍率は約10倍となっています。
転職者1人に対して10件の求人がある「売手市場」です。
ただ、売手市場といっても、求人にはバラつきがあります。
「希望を満たす求人は1つしか無かった。。」
なんてこともあるため、しっかり準備をして転職活動に望むことをオススメします。
この記事では、今から転職活動をしようとしている人や転職を考えている人が後悔しないように、実際に筆者が経験した転職活動を踏まえ、失敗の少ない転職活動の方法を解説します。
【経験談】転職活動で失敗した話
実際に筆者が転職活動をして、失敗したケースを紹介します。
自分の実力を過信して砕け散った
当たり前ですが、社内での評価と社会での評価は異なります。
私は、ここを勘違いして転職活動を行い惨敗しました。
当時在籍していた会社の中では、トップ5には入るぐらいの技術力や経験がありました。その勢いで、転職活動をしたのですが、結果は惨敗。原因は「実力不足」。
私が入っていた会社がSESだったので、経験したことある人なら「あぁ、、確かに。。」と思ってくれるのではないでしょうか。
自分の実力を過信しすぎないようにすることが大切です。
(自分の実力を正確に把握することは、当たり前にできそうですが中々難しいですが)
転職相談する相手が間違っていた
転職相談をしていたのは、当時同じ会社にいた同僚でした。
目的としては、第三者の目線から自分の実力を知ろうとするためです。
(もちろん、)
ただ、これは、相談相手が「転職市場」や「求められているスキルだったり経験スキル」について、よく知っている必要があります。
おそらく、これは1つ目と少し重なるのですが、会社に所属している人に
転職する理由を見失った
筆者の転職活動では、最終的に3社ぐらい面接を受けました。
もしかすると、少ないと感じる方もいるかもしれません。
ただ、3社だけでも、最後の3社目では、「とにかく面接に通る」が目的になっていました。
転職を初めた当初の理由は、「給与アップ」「自分の実力が上がりやすい環境に行く」でした。
面接を受けるうちに、当初の理由を忘れてしまい、気づいたら「面接に通る」ことが目的になっていました。
実際、3つ目の会社は、当時所属していた会社とほぼ同じような会社でした。
できれば、転職活動を始める前に、目的をハッキリさせ(自分が分かればOKだと思います)、時々振り返ることが大切だと思います。
失敗から学んだ「転職活動する前にやっておきたいこと」
失敗を色々書いてきましたが、重要なのは「失敗から何を学んだか」ですよね。ありきたりですが、やぱりこれが大切です。
「今から転職活動を自分が始める場合、最低限なにをするか?」
これをテーマに考えてみました。
転職エージェントに相談する
これが1番コスパが良くてオススメです。
転職エージェントでは、転職のプロに相談することで、以下の情報を得ることができます。
これらは、どうしても、自分1人では難しい部分です。そのため、ぜひとも第3者の力を借りたいところです。
転職エージェントであれば、業界にも詳しく、転職相談の経験が豊富です。相談相手としては不足がないです。
スキルシートを作成する
スキルシートは、これまでの自分の経験やスキルをアピールする資料です(履歴書よりも、より細かい)。
転職エージェントを利用する場合でも、実際に会社の面接を受ける場合でも両方で必要になってくる資料です。
スキルシートは自分をアピールするのにはもってこいなのですが、それ以外にも良い部分があります。
それは、自分の経験やスキルを可視化し棚卸しすることができる点です。
作成している中で、「お。自分って価値が高いんじゃない?」「あれ?思っていたより、自分スキルが低いんじゃない。。?」などが分かってきます。
このまま転職活動をしてよいのか?
それとも今の会社で経験やスキルを蓄積させる必要があるのか?
今後の転職活動をしていくなかで、大きな味方になってくれます。
IT系の資格を取得しておく
賛否両論ありますが、筆者としては資格に助けられた過去があるためIT資格の取得は賛成派です。
経験が長くなってくると、資格よりもこれまでの経歴が重要ですが、資格があって損は無いかと思います。
個人的には、「資格のコスパ」が経験年数によって結構変わってくるかなーと思っています。
特にオススメなのは、実務経験が浅かったりする場合です。
資格を取得することで「最低限、ここまでの知識は持っている」「学習意欲がある(技術を習得するための学習がしっかり行える)」のアピールになります。
IT系の資格の場合、レベルが大中小の3種類あることが多いです。その場合は、できれば上または中あたりの資格を取っておくこと良いです。一番難易度が引くい資格だと、アピールするには弱かったりします。
SEにオススメの転職エージェント【厳選した3つを紹介】
レバテックキャリア
IT・Web業界専門の転職エージェントです。
職種別の専門のアドバイザーによる徹底的なヒアリングにより、転職者の市場価値を見つけてくれます。
実際に、2020年6月~2021年8月の実績のとして80%の転職者が年収アップを実現しています。
こちらは掲載されている案件の一部です。
運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数(2022/11/16時点) | 18,870件 |
doda
豊富な求人数の転職エージェントです。
「キャリアドバイザー」と「採用プロジェクト担当」に分かれているのが特徴です。
「キャリアアドバイザー」は、転職者のキャリアカウンセリングを行ったりする総合の窓口です。
「採用プロジェクト担当」は、企業人事と同じ目線にたったリアルな求人情報を提供します。
転職者側と会社側で担当が分かれることによって、それぞれの要望を正確に把握し、ミスマッチを防げるようになっています。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数(2022/11/16時点) ※IT関連に絞っています。 | 44,099件 |
転職ドラフト
「転職希望者は登録し、企業からの指名を待つだけ」なユニークなサービスです。
名前の通り、ドラフト形式で行われる転職サイトです。
指名を受ける段階(選考開始前)で、年収と業務が提示されます。それにより、ミスマッチを防ぐことができます。
「選考が進むにつれ、提示されていた年収と大分違うぞ?」
のようなことをなるべく減らせることができます。
また、こちらのサイトですが、転職だけでなく、自分のリアルな市場価値を知ることができるのも大きな特徴です。
1つ注意点としては、ドラフトはいつでも実施されている訳ではなく、期間が決まっています。登録したらすぐに結果が出るわけではありませんので、事前の登録をオススメします。
なお、「公開ネーム」という外部向けの名前を設定できることも安心です。
こちらは2022年10月の入札結果です。多数の会社や転職者が参加していることが分かるかと思います。
運営会社 | 株式会社リブセンス |
【参考】筆者は、「会社員のSE」から「フリーランスのSE」になりました。
「SEから転職を考えているけど、フリーランスも気になっている」という人向けに。
この場合、働き方が「会社員」から「個人事業主」に変わります。
業務内容は、ほとんど変わらないことが多いです。
1番大きなメリットは、やはり「貰える報酬が増える」かと思います。もちろん、会社員時代と異なり、払う税金が増えたり、保証が薄くなったりするデメリットもあります。
ほとんどの場合、フリーランス専門エージェントに登録して、案件を紹介してもらうと思います。
詳細は以下に記載していますので、興味があれば読んでみてください。
案件探しはそこまで苦労しませんが、入りたい案件に見合うスキルだったり経験が無かった場合、即、仕事がない状態(無報酬)になります。人によっては、心労が増えたりするかもしれません。
まとめ
SE(システムエンジニア)が転職を考える場合は、ぜひ以下を意識して取り組んでみてください。
少しでも自分の希望する転職になることを願って。
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