インフラエンジニアに将来性はある?データから予測してみた。

インフラエンジニアの需要 インフラエンジニア
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たま〜に耳にする、「インフラエンジニアは要らなくなる」説。インフラエンジニア以外の人がこれを聞いてどう思っているのかは知らないけど、インフラエンジニアである自分は「マジで!?」みたいになる。

そりゃそうですよ。「仕事がなくなる」って言われているんだから。

でも、こういう極端な主張って以外に根拠が薄かったりする。

「オンプレからクラウドに変わるから!」

うんうん。まぁ、なんとなく言いたいことは分かる。

ただ、本気でドキッとしている自分からすると、もっと知りたいわけですよ。(具体的な数字とかで)

ということで、しっかりデータを見て今後に備えましょう!というのが今回のテーマです。

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IT人材はどのくらい不足しているのか?

まず、そもそもエンジニア全体としての需要はどうなの?ってところから。

以下は、「IT人材白書2020(https://www.ipa.go.jp/files/000085256.pdf)」から抜粋。

ユーザー企業とIT企業に対するIT人材の「量と質に対する不足感」に関する調査結果。

ユーザー企業とは、作成されたシステムなどを使用する企業のこと。逆にIT企業とはシステムを開発する企業のこと。

ユーザー企業のIT人材「量」に対する過不足感
ユーザー企業のIT人材「質」に対する過不足感
IT企業のIT人材「量」に対する過不足感
IT企業のIT人材「質」に対する過不足感

どのグラフからも「量」と「質」の両方が不足していることが分かる。

個人的に面白いなと思ったのは、不足の傾向がユーザー企業とIT企業で異なる点。

「大幅に不足している」と回答している割合はユーザー企業の方が多い。

なぜか?

推測ですが、おそらく、内製化を進めていることが原因の1つなんじゃないかと。そもそもエンジニアを抱えていないから(絶賛エンジニア募集中)、そりゃ不足するはずで。。

現状がなんとなく分かったところで、お次は、今後の需要について。

(「これから先エンジニアの需要はないよ!」ってことがあっては困るので。)

IT人材の「不足数」(需要)に関する資産結果

人材数は順調に増えていはいるけど、不足数も順調(?)に増えている。

やはり、「エンジニア不足」はデマじゃなさそうだということが分かった。

インフラエンジニアの需要は?

ではでは、本題のインフラエンジニアの需要について。

「doda 職種別マーケットレポート2020年12月発行(https://www.saiyo-doda.jp/report/8101)」より

「サーバエンジニア」と「ネットワークエンジニア」の求人数に関する調査。

(インフラエンジニアという括りがなかったので、それに近い職業に注目。)

サーバエンジニアの求人数(2020年)
ネットワークエンジニアの求人数(2020年)

サーバエンジニアとネットワークエンジニアの両方とも、求人数は増加しているよう。

インフラエンジニアの求人は減るどころか増えていた。

続いて、クラウド。

総務省 令和2年情報通信白書より(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252140.html

クラウドサービスの利用状況

着実にクラウドを利用している企業が増えている。

クラウドサービスの利用用途

色々なところでクラウドが使われている。(GmailやOffice365、AWS、GCPなどなど)

クラウドを利用する企業が増える(しかも色々な分野で)ということは、「クラウドを扱える人材が必要になる」と考えるのが自然かと。

この「クラウドを扱える」っていうのが、インフラエンジニアとしては注目すべきポイント。

最初に戻るけど「インフラエンジニアは要らなくなる」っていうのは、「変われないインフラエンジニアは要らなくなる」と言い換えることができると思う。こんなにクラウドの需要が上がっている今、「私オンプレしか触れません。」的なインフラエンジニアが滅ぶのはしょうがないかなーと。

まとめ

自分の結論は、「インフラエンジニアの需要はなくならない」。ただ、安心しきっていいって訳でもない。クラウドに対応していく必要もあるし、コードが書ける必要もある。てか、そもそもIT自体の変化が早いので、インフラエンジニアだけ変わらないというのは結構厳しい。

極端な主張で不安になるなら、データを見て、実情をしっかり把握することがとても大切だと改めて思いました。

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